クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
「あははは。バレた?」
「悪かったな。もっと早く気づくべきだった」
そう言って、私の前にしゃがみヒールをそっと脱がした。
チクっとして思わず顔が歪む。
「痛そうだな。女は大変だ」
そう言って、脚にキスを落とす。
「ちょ!!汚いって」
「今更だろ。麗は綺麗だ」
そう言って
手早く消毒をして、絆創膏を貼ってくれた。
「ありがとう。純平、手際いいね」
「ああ。格闘技してたから、怪我は付きものだったし、陽平も昔からよく転んで、ピーピーうるさいから、その度に俺がやってた」
「ふふふ。面倒見の良いお兄ちゃんだね!」
「塁もだろ」
確かに。
塁は、両親が留守がちだったから、何かと昔から面倒見てくれてたな。
しかも、結もヒカリもいて。
大変だったろうな。