クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
そして、次の日は、月のものが来て、
腹の調子が悪くなってしまい、
せっかくのハネムーンだと言うのに一日中ホテルにいる羽目になった。
「悔しい!!すっかり忘れてた!!」
デカい声を出す。
「俺もだ。」
「え⁉︎むしろ把握してたわけ⁇」
「いちおうな。でもすっかり俺も忘れてたわ」
「純平ーーー!!」
純平のせいじゃないのに、またデカい声を出す。
「しょうがないだろ。落ち着け。
俺も、予定組むのに必死だったんだよ。」
私の背中を摩って、笑ってる。
どこまでも優しい奴だ純平は。
「女は、やっぱり大変だ」
なんて言いながら
甲斐甲斐しくルームサービスの食事を食べさせてくれる。
そこまでしなくてもいいんだけどな。
でも、純平が楽しそうだからいいや。
こういう時も、楽しく過ごせる人で良かった。