クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
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朝の陽の光を浴びて、目が覚めた。
ッッッッッ!?
「麗!!」
麗がいない。まさか!?
慌てて、リビングへ走る。
嘘だろ!?
一気に、デジャブが襲いかかる。
昨日の涙はなんだったんだ!?
俺のせいか!?
クソっ!
こんな事になるなら、朝まで寝ずに麗を見ておけば良かった!!
麗に電話するも、出ない。
なんでだ!!
「なんだよ朝っぱらから。」
塁に電話をかける。
「麗がいなくなった。お前んとこにいるか?」
「はぁ?来てねーよ。お前なんかしたのか?」
「いや、全く心当たりがない。
ただ、昨日帰ったら、麗は寝てたんだが、泣いてたみたいだった」
「はぁ。大丈夫だろ。あいつ泣き虫だから、いちいち気にすんな。そのうち帰ってくんだろ。じゃーな。俺は寝る」
切られた。
アイツは、シスコンじゃなかったか⁇
よくわからん。