クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
14

14.


朝の陽の光を浴びて、目が覚めた。


ッッッッッ!?

「麗!!」

麗がいない。まさか!?

慌てて、リビングへ走る。


嘘だろ!?


一気に、デジャブが襲いかかる。

昨日の涙はなんだったんだ!?
俺のせいか!?

クソっ!

こんな事になるなら、朝まで寝ずに麗を見ておけば良かった!!


麗に電話するも、出ない。


なんでだ!!


「なんだよ朝っぱらから。」
塁に電話をかける。

「麗がいなくなった。お前んとこにいるか?」


「はぁ?来てねーよ。お前なんかしたのか?」


「いや、全く心当たりがない。
ただ、昨日帰ったら、麗は寝てたんだが、泣いてたみたいだった」


「はぁ。大丈夫だろ。あいつ泣き虫だから、いちいち気にすんな。そのうち帰ってくんだろ。じゃーな。俺は寝る」

切られた。

アイツは、シスコンじゃなかったか⁇
よくわからん。

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