クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
そういう事か。
俺は、またやってしまったらしい。
太らないようにこっそりジムに行っていた事を、カッコ付けて変に言わなかったせいで誤解させてしまった。
変なプライドは捨てろと親父にも
言われてたじゃないか。
そして、レジデンスの件で麗に聞かれないようにと、
書斎で塁と電話していたのが、
怪しまれていた。
「麗。誓って浮気はない。来い」
そう言って、寝起きのユニ◯ロのスウェットのまま、ベンツのキーをもって麗の手を引いて連れ出した。
「え!?ちょ!!どこ行くの!?」
麗を車に乗せる。
「黙ってついて来い」
エンジンをかけて、車を出す。
少しして、すぐにレジデンスに着く。
まだ、誰も住んでいない為、適当に車をつけた。
「降りろ」
助手席に回って、麗を下ろす。