クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
すると、麗が急にムクっと起き上がってバタバタとトイレに走って行った。
何だよ。忙しい奴だな。
腹でも壊したか?
俺が、拭いてやろうか?
なんて、呑気に思っていた。
「純平、、、」
麗が、真っ青な顔でリビングに戻ってきた。
「お、おい。大丈夫か⁈顔、真っ青だぞ。」
ん?
麗と顔を見合わせた。
ハッ!として、俺は急いで、黙ってキーをもってドラッグストアへ向かった。
「麗!!」
そして、帰るなり麗に買ってきた箱を渡す。
麗は、黙って受け取り、俺を見て頷いてトイレに向かった。
戦に出る、侍みたいな顔で。
しばらくすると、
「純平ーーー!!」
トイレから、麗がデカい声で叫んだ。
俺は急いでトイレまで行って、
「麗!!」
ガバっ!!と扉を開けた。
麗は、便座に座ったまま。
だよな。
笑いそうだが、我慢だ。
それどころじゃない。
ここで笑ったら間違いなくブチ切れられる。