クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
そうして、トイレでひとしきり笑って感動に浸った後、麗の手を引いてソファーに座る。
「気持ち悪いのは、治ったか?」
「あ、うん!今は大丈夫みたい」
麗は、ケロっとしている。
「良かった。ヤバいな。
嬉しくて、ニヤける」
「だからさ。意外と早かったね!」
「ああ。早く会いたいな。
絶対かわいいぞ。
大事にする。お前も、子どもも。」
俺は、真っ直ぐ麗を見つめて宣言した。
絶対に、幸せにする。
俺が、家族を守る。
そう、静かに心に誓った。