クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
空港までは、純平が送ってくれた。
「いやだ!!」
「少しだけ、
離れよう。麗」
そう言って、純平は何か耐えるように、
私の手を離した。
まさか、この後、大変な事になるなんて、
その時の私は訳もわからず、
駄々をこねる事しかできなかった。
一週間も会えずに寂しがってなかなか
純平から離れない私を塁は問答無用で連れ去った。
鬼だ。
こいつは、鬼だ。
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