クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜

リビングに入るやいなや、

「みんな来たよー！！」
と結が叫ぶ。

うちは、みんな声がでかい。


「きゃーー！！いらっしゃーい！！」
1番声がでかい人がキッチンからパタパタ走ってくる。お母さんだ。

「初めまして。お邪魔します。神楽です。」


「やだーーー！！めちゃくちゃイケメンじゃないのー！！麗ったらもう！！」

やめてくれ。
これ以上、騒ぐな。

「おい。まずこっちへお通ししろ」
お父さんが、奥でソファーに座って待っている。


うちのリビングはなんだかんだ40畳くらいあるので、みんなで、ゾロゾロ移動して、ソファーに座った。

「改めまして。麗さんとお付き合いさせていただいております神楽純平と申します。ご挨拶が遅くなり申し訳ございません。本日は、お忙しい中、お招きいただきありがとうございます」

さすがだ。