クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
私は、わけもわからず、
とにかくはぐれたらマズイと思って
慌てて追いかけた。

ハズだった。


ホテルの中に入ると塁がいない!!
あれ!?
塁どこ行った!?
トイレか!?


キョロキョロしていると、
スタッフが英語で話しかけてきた。

マズイ。自慢じゃないが、英語は苦手。

無駄に韓国語と中国語とフランス語は話せるのに。
役立たずだ。

なんとなく、レイと聞かれた気がしたので、
頷き笑ってみた。

すると、背中を押してエレベーターに案内されてしまった。

「え!?ちょっ!!違っ!!えっ!?」

そして、話せる言語全てを使って話してみるが
伝わっていない。

だ、だよね、、、。
塁がいればなんとかなったのに!!
塁は英語が得意だ。
塁め!!

あたふたしている私をよそに、
スタッフはある扉の前まで来て、
私を部屋の中へ案内した。
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