クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜

8.〜純平side〜



「ど、どういう事!?」


「どうもない。そういう事だ」


「聞いてない!!」


「ああ。言ってないからな」


「信じらんない!!」


麗は案の定、デカい声を出している。

そう、今日は昨日のブルーアステールを含め、いろんな場所でウエディングドレスを着てモデルの撮影をするのだ。

俺だって本当はモデルなんかしたくない。

麗のドレス姿を、むしろ独り占めして、閉じ込めたい。

俺の麗だ。

誰にも見せたくない。
それは、常々思っている。

でもその反面、"俺のだから手を出すな"と、皆んなに見せつけたい自分もいる。

俺の独占欲は本当にヤバいと思う。
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