クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜

「そっか!!それじゃ、いろいろ着替えて楽しんじゃおうね!」

何とか、誤魔化せたみたいだ。
いや、誤魔化すも何も、それも本当の理由の一つだから嘘はついてない。


そうして、俺は開き直って撮影に挑んだ。


案の定、ギャラリーが騒ぎ出して終始注目される中の撮影となった。

何と言っても、撮られてる麗と、見ている結が、
1番騒いでいた。

俺は、結とカメラマンの指示通りに、
麗の隣に立ったり、座ったり、抱きついたりして、
あとは、自然にしてていいという事もあって、
サクサクと進める事が出来たと思う。

「純平、何着ても似合うね」

なんて言って、かわいい奴だ。

「麗。綺麗だ」

何回言っても言い足りない。
魅力的すぎて、このまま連れ去ってしまいたい。

男性カメラマンがあまりに麗を褒めるので、

"これは俺の妻だ"

というように、鋭い目でカメラを睨んでしまって、結から怒られた。

それもしっかり撮られたようだが。
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