クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
外で撮った後、スタジオに移動して、また撮り始める。
「ほんとに、素敵!!」
結が興奮している。
「私、天才かもしれない!!」
はは。自信があって何よりだ。
麗のソロのショットでは、あまりに綺麗な自分の花嫁に、場所もわきまえず襲いかかってしまいそうになって、なんとか歯を食いしばった。
「仕上がりが楽しみ!結、ありがとう」
「こちらこそよ。
麗達以外のモデルは考えられなかったから。
引き受けてくれて、本当に嬉しい。
ありがとう」
そう言って、ワイワイと楽しく撮影が終わった。
麗が、楽しんでくれて、俺の独占欲なんてどうでも良くなったのは言うまでもない。
結局俺は、麗には敵わない。