クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
「純平!楽しかったね!」
「ああ。そうだな」
「麗、このままGWも使ってハネムーンにするからな」
「嬉しい!ありがとう!」
俺のお姫様は、どうやら喜んでくれたようだ。
自分が、こんなにも誰かの為に、喜んでもらいたい一心で、サプライズを考えたりするなんて、これまでの俺からは、誰が想像出来ただろうか。
麗の為、麗の前、麗が関わる事において、俺は楽しくて仕方がない。
女なんて、どいつもこいつも同じで、ただの道具みたいに扱っていたのに。
今思えば、最低な奴すぎて、墓場まで持っていきたい過去だ。
どうか、麗がその辺は突っ込んで聞いてきませんように。
こんなにも、人は変わるのかと自分でも驚く。
そして、麗の為に変わる自分も、嫌いじゃない。
「楽しもうな」
「うん!!」