クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
「アデル。やめないか。妻の前だぞ。冗談もいい加減にしろ」
「フランス語わからないでしょ?
ねえ。
今からでも遅くないわジュンペイ。
私と」
「純平?まだ行かない?」
私はアデルを遮り、日本語で純平に話しかけた。
普通に話せただろうか。
「ああ。行こうか」
そう言って、私の腰に手を添える。
「ジュンペイ。案内するわ」
アデルが付いてきた。
アデルがそれぞれの絵画を前に、意外にもとても丁寧に説明してくれた。
それを、純平は日本語で通訳する。
よって、私はそれぞれから丁寧に説明を聞く事になり、凄く詳しくなった気分になった。