クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
11
11.〜純平side〜
美術館に行くと、受付にはなんとアデルがいた。
昔と、だいぶ変わっていたから全く気づかなかった。
相変わらず、アデルは俺にふざけた事を言ってくる。
やめてくれ。
本当に。
どうやったって、無理な話だ。
そして、3人でアデルの説明を聞きながら見て回っていると、俺の携帯がなった。
塁だ。あの件だな。
「悪い。ちょっと外す」
そう言って、俺は外に出た。
そして、塁との電話が終わり2人のところまで戻ろうとすると、
「ちょっと!!何であんな、意味深ないい方すんのよ!!」
麗が、流暢なフランス語でブチ切れているではないか。
ど、どうした!?
アデルも驚いている。
何があった!?
てか、麗、フランス語話せんのか!?