クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜


「だいたいね、純平は私と結婚したの。

黙って聞いてれば、私の夫を、目の前で口説くなんて、頭おかしいんじゃないの⁈

そんな女に、純平がどうこうなるわけない。

純平は、そんな男じゃないわよ!!
バカにしないで!!
私は、純平を信じてるわ」


麗が、肩を上下に揺らして息巻いている。

すかさず俺は麗のそばまで駆け寄った。
アデルとはいえ、俺の麗を傷つける事は許さない。


「おい。アデル。お前、麗に何をした」

思ったより低い声がでた。


アデルは俺の声に驚いて、肩を上げる。

「ジュンペイ。私、、、
あんまり、麗がおしとやかで、かわいいからちょっとイタズラしちゃおうと思って、、、」

そう言って、事の流れを俺に説明した。

< 88 / 148 >

この作品をシェア

pagetop