クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
「お前、ふざけんなよ。
そんな言い方したら、誤解されて当たり前だろ。
というか、わざと誤解されるような言い方しやがって。
だいたい、麗はおしとやかじゃない。
いや、違う。
そう言う意味じゃなくて」
俺は、焦って麗を見る。
「れ、麗、、、大丈夫か?」
「、、、、、、。」
麗は、ムスっとして何も話さない。
だよな。全部、聞き取れてるもんな。
これだな、塁が前に言っていたダンマリとは。
まぁ、今のは俺が悪い。
あとで、ちゃんと謝ろう。
「レイ。ごめんなさいね。本当に。
ジュンペイとは、その、、そういう事はこれまで一度もなかったからね?
私、もともと男だから。ね?」
ッッッッ!?
麗が、大きな目をさらに広げて驚いている。
さんざん誤解を招く言い方をされて
そうくるとは、思ってなかったのだろう。
そう。アデルはもともと男だ。
今こそ、女みたいな姿になっているが、俺がホームステイしている時は、ガッツリ男だった。
その時も、口説かれはしたが、どうやったって俺は無理で、キッパリと断っていた。