夕暮れリリィ
・♡・
あたしとアスマが出会ったのは忘れもしない去年のこと。
あの日は、覚えもないぬれぎぬを着せられそうになってたんだっけ……ーーー。
「立川メイナ!!あの花瓶をわったのは本当はお前なんだろう!?いい加減、白状したらどうなんだ!??」
「だから、本当に違うんです!」
朝、登校していきなり目に飛び込んできたのはわれた花瓶。
そして向けられる疑いの目。
「この花瓶の手入れはいつもお前がやっていたそうじゃないか!」
だからってあたしを疑われても…。
「それに、昨日この教室に最後まで残っていたのはお前だったらしいな。怒られるのが怖くて言い出せなかったんじゃないのか!?」
そ、そんな…。
この状況でいくら弁解してもきっと信じてもらえないんだろう。
それに、あたしが必死になればなるほど疑いの目は濃くなるに違いない。
まだミルちゃんは来ていない。
あたしとアスマが出会ったのは忘れもしない去年のこと。
あの日は、覚えもないぬれぎぬを着せられそうになってたんだっけ……ーーー。
「立川メイナ!!あの花瓶をわったのは本当はお前なんだろう!?いい加減、白状したらどうなんだ!??」
「だから、本当に違うんです!」
朝、登校していきなり目に飛び込んできたのはわれた花瓶。
そして向けられる疑いの目。
「この花瓶の手入れはいつもお前がやっていたそうじゃないか!」
だからってあたしを疑われても…。
「それに、昨日この教室に最後まで残っていたのはお前だったらしいな。怒られるのが怖くて言い出せなかったんじゃないのか!?」
そ、そんな…。
この状況でいくら弁解してもきっと信じてもらえないんだろう。
それに、あたしが必死になればなるほど疑いの目は濃くなるに違いない。
まだミルちゃんは来ていない。