夕暮れリリィ
「…え、メイナ……?」



そこには驚いて目を見張るアスマの姿が。



いたたまれなくて、不格好な笑顔を顔に貼り付けた。



そして、アスマと反対方向に走り出した。



クッキーわれてないかなとか、


さっきの顔、絶対不細工だっただろうなとかいろいろ考えた。



「メイナ!」



「え…」



まさか、追いかけてくるとは思わなかった。



いつもは追いかけて来てくれないから。



…どうしてこういうときだけ……。
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