夕暮れリリィ
アスマがいるだけであたしの人生は毎日ハッピー!


幸せ過ぎるくらい幸せ。



「アスマー、今日ね部活でクッキーつくるの!部活の差し入れに「いらないから」



ピシャリと言われてちょっぴり小さくなるあたし。



「で、でも…絶対おいしくできるし…アスマの好きなココア味もつくるし…」




両手の人さし指と人さし指をちょんちょんしながら、どうにか食べてもらういいわけをぶつぶつつぶやく。




「あのさ、クッキー食べてもらいたいだけなら他の人でもいいでしょ。なんで…」


皮肉っぽく言うアスマ。


その言葉にカチンときた。

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