この結婚には愛しかない
いつものパーフェクトな伊織さんももちろん大大大好きだけど、こんな風にしゅんとしてるレアな伊織さんが見れて嬉しい。
「幻滅されてないか怖い」
「心配無用です!どんな伊織さんでも大好きです。今はただひたすら愛おしいです」
「そんなわけないでしょ」
両手で顔を隠す伊織さん。手が大きくて顔が小さいので、二日酔いの朝でも綺麗な顔がすっぽり隠れてしまう。
いつもは私が伊織さんから隠れるばかり。好きすぎて直視できなかったり。あんなことやこんなことされて恥ずかしすぎて。
でも今、伊織さんの新たな一面を見ることができて、伊織さんをすごく身近に感じられて、距離が縮まった気がする。
「伊織さん」
伊織さんの手を、そっとどかして。
「病める時も健やかなる時も、伊織さんを愛してます」
「かっこ悪くても?」
「全然かっこ悪くないです。言ったじゃないですか。伊織さんは24時間無敵です」
「ははっ」
「お湯はりするのでゆっくり浸かってきてください。疲れが溜まってたんですかね」
少しぬるめの温度設定にしてお湯はりをした。
近所のコンビニに、さすがにしじみは売ってなくて。野菜をたっぷり入れたお味噌汁を作って、観葉植物に水やりをしながら、伊織さんがお風呂から出るのを待った。
「幻滅されてないか怖い」
「心配無用です!どんな伊織さんでも大好きです。今はただひたすら愛おしいです」
「そんなわけないでしょ」
両手で顔を隠す伊織さん。手が大きくて顔が小さいので、二日酔いの朝でも綺麗な顔がすっぽり隠れてしまう。
いつもは私が伊織さんから隠れるばかり。好きすぎて直視できなかったり。あんなことやこんなことされて恥ずかしすぎて。
でも今、伊織さんの新たな一面を見ることができて、伊織さんをすごく身近に感じられて、距離が縮まった気がする。
「伊織さん」
伊織さんの手を、そっとどかして。
「病める時も健やかなる時も、伊織さんを愛してます」
「かっこ悪くても?」
「全然かっこ悪くないです。言ったじゃないですか。伊織さんは24時間無敵です」
「ははっ」
「お湯はりするのでゆっくり浸かってきてください。疲れが溜まってたんですかね」
少しぬるめの温度設定にしてお湯はりをした。
近所のコンビニに、さすがにしじみは売ってなくて。野菜をたっぷり入れたお味噌汁を作って、観葉植物に水やりをしながら、伊織さんがお風呂から出るのを待った。