この結婚には愛しかない
晩ご飯にパスタを作った。今日も美味しいよと言ってくださる伊織さんの隣で、サラダとスープだけを口にした。
作りながら食欲がなくて、食べられそうになくて。
一応自分用に少量を作ったけど、それも全部伊織さんに食べてもらった。
「伊織さんすみません、ちょっと体調悪くて。もうお風呂に入って休んでいいですか?」
「うんもちろんだよ。体調悪いのに食事作ってもらってごめん。気遣いが足りなかったね」
「そんな...伊織さんは万能薬なので伊織さんの顔見るだけですぐ治ります」
「本当に大丈夫?」
その言葉と私を見つめる瞳に、伊織さんには全て見透かされているような気がした。
「わがままなお願いなんですけど、寝るまでそばにいてもらってもいいですか?」
「莉央はわがままもかわいいね。そんなのわがままでも何でもないよ。一晩中、莉央が眠った後もずっと抱きしめるよ」
ゆっくりお風呂に入っておいで。とバスルームまで連れて行ってくれて、お湯を張ってくれた。
アロマティックハーブの香りの入浴剤も入れてくれた。
身体の芯まで温まって、少しリフレッシュできた。
作りながら食欲がなくて、食べられそうになくて。
一応自分用に少量を作ったけど、それも全部伊織さんに食べてもらった。
「伊織さんすみません、ちょっと体調悪くて。もうお風呂に入って休んでいいですか?」
「うんもちろんだよ。体調悪いのに食事作ってもらってごめん。気遣いが足りなかったね」
「そんな...伊織さんは万能薬なので伊織さんの顔見るだけですぐ治ります」
「本当に大丈夫?」
その言葉と私を見つめる瞳に、伊織さんには全て見透かされているような気がした。
「わがままなお願いなんですけど、寝るまでそばにいてもらってもいいですか?」
「莉央はわがままもかわいいね。そんなのわがままでも何でもないよ。一晩中、莉央が眠った後もずっと抱きしめるよ」
ゆっくりお風呂に入っておいで。とバスルームまで連れて行ってくれて、お湯を張ってくれた。
アロマティックハーブの香りの入浴剤も入れてくれた。
身体の芯まで温まって、少しリフレッシュできた。