この結婚には愛しかない
「長谷川くん。今回は仲間外れにするけどごめんね。また違う日にご飯行こ」

「...小泉さんと2人で休みの日に行きたい。見たい映画もある」

「いいよ行こ。なんの映画?」

「やった!」

デレデレ顔の長谷川くん。喜びを全く隠せてない。

でもこれで莉央に気持ちを気付いてもらえないんだから不憫。


「軽い人じゃなかったらいいな、彼女いませんように。断られませんように」

「佐和みたいな美人に誘われたら、男性みんな嬉しいに決まってるよ。優しいし、話も面白いし、センスいいし英語ペラペラだし」

「りおりお天使かな」

「優しいかどうかは別として、宮内さんは残念ながら自信もっていいレベルっすよ」

「褒められてる?けなされてる?」

「褒めてますって。で?なんて言って声掛けるんですか?宮内さんあれだ!酒飲めば無敵っしょ」

「ほろ酔いで誘うとか親父かよ」

「それもそうか」

「佐和ほろ酔いで済まないでしょ。飲んだらダメよ」

「はい...」


ここから3人で更に詳細を詰めた。

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