この結婚には愛しかない
「待って。今日の下着、シームレスの色気ないやつだ。蛙化される」
「なに?帰らないとは言ったけど、期待してる?」
「は、やだ帰って。意地悪言わないでよ」
「ごめんごめん。でも大丈夫。すぐ脱がすから」
「(ヤバい!この人凄くオスっぽい!)」
車の中で莉央に電話をかけた。
付き合うことになったこと、莉央にすぐに知らせたいと言うと、そうだねって笑ってくれた。
電話の向こうで喜んでくれる莉央の隣に、中村くんもいた。
湊と付き合いの長い中村くんは、湊の雰囲気から、今夜動きがあるなと察知していて、莉央と2人で私からの報告を待っていてくれたらしい。
中村くんがちょっと羨ましい。私も湊と早くそんな関係になりたい。
「今2人どこにいるの?」
カーン、カーンと周りが騒がしい。こんな時間に道路工事かな。
『バッティングセンター。佐和行ったことある?めちゃくちゃ楽しいよ!80キロの球をホームラン打てたんだ。大谷くんの球も打てそうだよね』
『大谷は160キロだぞ?かすりもしねえよ。莉央ちゃん天然?くっそかわいい』
「中村くん、絶対莉央に変なことしないでよね」
『しないって。莉央ちゃんには手を出せない。バチが当たりそう』
「当たりそう、じゃなくて本当に当たるから」
『怖っ。店長、結果的に俺のアシストっすからね。メシ奢ってくださいよ』
「いつも奢ってるだろ」
『ウィー』
「それやめろ」
「なに?帰らないとは言ったけど、期待してる?」
「は、やだ帰って。意地悪言わないでよ」
「ごめんごめん。でも大丈夫。すぐ脱がすから」
「(ヤバい!この人凄くオスっぽい!)」
車の中で莉央に電話をかけた。
付き合うことになったこと、莉央にすぐに知らせたいと言うと、そうだねって笑ってくれた。
電話の向こうで喜んでくれる莉央の隣に、中村くんもいた。
湊と付き合いの長い中村くんは、湊の雰囲気から、今夜動きがあるなと察知していて、莉央と2人で私からの報告を待っていてくれたらしい。
中村くんがちょっと羨ましい。私も湊と早くそんな関係になりたい。
「今2人どこにいるの?」
カーン、カーンと周りが騒がしい。こんな時間に道路工事かな。
『バッティングセンター。佐和行ったことある?めちゃくちゃ楽しいよ!80キロの球をホームラン打てたんだ。大谷くんの球も打てそうだよね』
『大谷は160キロだぞ?かすりもしねえよ。莉央ちゃん天然?くっそかわいい』
「中村くん、絶対莉央に変なことしないでよね」
『しないって。莉央ちゃんには手を出せない。バチが当たりそう』
「当たりそう、じゃなくて本当に当たるから」
『怖っ。店長、結果的に俺のアシストっすからね。メシ奢ってくださいよ』
「いつも奢ってるだろ」
『ウィー』
「それやめろ」