この結婚には愛しかない
たくさんキスをしたね。
愛し合いながら、何度も何度も「伊織さん」と名を呼んでくれたね。愛しくてたまらなかったよ。
長い間カラカラに干上がっていた心に、溢れそうなくらい愛が注がれて潤って満たされた。
身体は頭の芯まで痺れるほどの快感で、莉央の中で溶けるかと思った。
バスルームでも楽しかった。
俺、恥じらう莉央が性癖ど真ん中だったみたい。そのまま莉央の中に入らなかったから褒めてほしい。
でもあれだけ盛ってしまって、何年も性欲なかったなんて信憑性ゼロだよね。本能ってことで許してくれる?
もう少しこのまままどろんでいたくて目を閉じた。
少しして目を覚ました莉央が、一通り腕の中でじたばた動いて静かになった。
俺と一緒で、夢かと思った?
「神田さん。伊織さん...伊織さーん」
目をつぶったままの俺に話しかけたの?可愛いから、このまま寝たフリを続けるね。
頭を撫でられ、ふふっと笑い声が聞こえる。
「大好きです。好きすぎて...ずっとまつ毛数えていられる」
「ははっ」
「もう!起きてたんですね!」
堪えきれずに吹き出して、恥ずかしい!と後ろを向いてしまった裸の莉央を抱きしめた。
「おはよう。可愛い過ぎるのも問題だよね。まいったな。また莉央を欲しくなっちゃった」
「伊織さん!今日はお仕事されるんですよね」
「うん。するけどまだ、」
「晩ご飯食べに来てくださいね」
「それって、その後私を食べてって誘ってるよね?」
愛し合いながら、何度も何度も「伊織さん」と名を呼んでくれたね。愛しくてたまらなかったよ。
長い間カラカラに干上がっていた心に、溢れそうなくらい愛が注がれて潤って満たされた。
身体は頭の芯まで痺れるほどの快感で、莉央の中で溶けるかと思った。
バスルームでも楽しかった。
俺、恥じらう莉央が性癖ど真ん中だったみたい。そのまま莉央の中に入らなかったから褒めてほしい。
でもあれだけ盛ってしまって、何年も性欲なかったなんて信憑性ゼロだよね。本能ってことで許してくれる?
もう少しこのまままどろんでいたくて目を閉じた。
少しして目を覚ました莉央が、一通り腕の中でじたばた動いて静かになった。
俺と一緒で、夢かと思った?
「神田さん。伊織さん...伊織さーん」
目をつぶったままの俺に話しかけたの?可愛いから、このまま寝たフリを続けるね。
頭を撫でられ、ふふっと笑い声が聞こえる。
「大好きです。好きすぎて...ずっとまつ毛数えていられる」
「ははっ」
「もう!起きてたんですね!」
堪えきれずに吹き出して、恥ずかしい!と後ろを向いてしまった裸の莉央を抱きしめた。
「おはよう。可愛い過ぎるのも問題だよね。まいったな。また莉央を欲しくなっちゃった」
「伊織さん!今日はお仕事されるんですよね」
「うん。するけどまだ、」
「晩ご飯食べに来てくださいね」
「それって、その後私を食べてって誘ってるよね?」