この結婚には愛しかない
その日の夜、片付けは明日にして早めにベッドに入った。
色んな人から送られてきた今日の写真を見て、思い出話を楽しんだ。
「疲れたよね」
「はい、さすがに疲れました」
「もう寝よう」
腕の中の莉央が、「伊織さん」と俺の名を呼び身を寄せる。
「タキシード姿の伊織さん、本当に素敵でした。今思い出してもドキドキします」
「一生ドキドキしててよ、これからもずっと」
「はい...私これからもずっと伊織さんに恋し続けると思います。確定です」
「お願いね」
「大好きです、いつも」
「ほんっと可愛いね」
「みんなに祝ってもらえて、私たちなりに感謝の気持ちを伝えられて...また大切な思い出が、宝物が増えましたね」
「うん。そうだね。俺今日天使のような莉央を見てつくづく思ったんだ。離れてた3年間でさえ、いい思い出になってる」
莉央を忘れようともがいて、諦めて。不安を抱えたまま必死で働いて勉強して。
あの時が今に繋がってる。この幸せを得るためには、必要な苦しさ辛さだったのかもしれない。
そう思える今でよかった。
色んな人から送られてきた今日の写真を見て、思い出話を楽しんだ。
「疲れたよね」
「はい、さすがに疲れました」
「もう寝よう」
腕の中の莉央が、「伊織さん」と俺の名を呼び身を寄せる。
「タキシード姿の伊織さん、本当に素敵でした。今思い出してもドキドキします」
「一生ドキドキしててよ、これからもずっと」
「はい...私これからもずっと伊織さんに恋し続けると思います。確定です」
「お願いね」
「大好きです、いつも」
「ほんっと可愛いね」
「みんなに祝ってもらえて、私たちなりに感謝の気持ちを伝えられて...また大切な思い出が、宝物が増えましたね」
「うん。そうだね。俺今日天使のような莉央を見てつくづく思ったんだ。離れてた3年間でさえ、いい思い出になってる」
莉央を忘れようともがいて、諦めて。不安を抱えたまま必死で働いて勉強して。
あの時が今に繋がってる。この幸せを得るためには、必要な苦しさ辛さだったのかもしれない。
そう思える今でよかった。