Heart magic
「じゃ、またね。」


少し3人で話したあと、桜花先輩たちは予定がまだあるらしいのでここで別れることになった。




「あ、はい。またいつか、色々お話聞かせてくださいね!」

本当の彼氏の話とか聞きたいし、思い出話とかして笑い合いたい。

そう言うと、


「もちろん!今度は叶葉が私の地元のレストランに遊びに来てね。」

嬉しそうに笑って弟くんと去っていった。



……そういえば、桜花先輩ってどこか実家のある島の親が経営する飲食店継いだんだっけ……、



いつか、行ってみたいなぁ。




なんて思いながら、私も本来の目的だった、カフェに入った。




今日の目的は執筆を進めることだ。





……早く終わらせないと、椛ちゃんに怒られちゃうしね。




ハハッと苦笑いして思いながら、パソコンを広げた。

このときは、桜也のことなんてもう頭になかった。





まさか……、再会するなんて思いもしなかった。


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