Heart magic
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「……今日1日、ありがとね桜也。」



あれから、数時間後。

夕日の時間に合わせるために時間調整をしたあと、観覧車に乗った私たち。



私が夕日の時間に合わせたいって言ったせいでなんか物語の世界のベタな展開になりそうだ。




「別に暇だったから。」



「それなら良かった。……そういえば聞いてなかったけど、桜也って彼女いないの?」



……ビクビクするのを隠すように視線を外にそらして聞いてみた。




「……フッ、いないね。っていうかいるのに女と2人で出かけてたらただの浮気だな。」 


うわー、めっちゃ毒舌。

それはただの事実だろうな。




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