Heart magic
「へぇ。この塔…、ファンタジーの小説かけそう……。」
しばらく歩いていると吸い込まれるように目についたのは、池の向う側にある塔とネオンピンク色の芝生のような花々。
見頃とテレビで言っていた、山茶花だ。
吸い込まれそうな強い意志を持ったようなピンク色。
自分を見て!と輝いているよう。
また花々の真ん中にある雪みたいな透明な白い塔により魅力を感じさせているみたいだ。
そんな幻想的な風景を見ていると、ぼんやりとあるものが思い浮かんできた。