あなたの子ですよ~王太子に捨てられた聖女は、彼の子を産んだ~
国王に挨拶をしたあと、緊張した面持ちで別室へと移動する。
そこには魔力鑑定をする神官と、彼の補佐をする者たちがいた。
『立派だったよ、ウリヤナ。誰よりも輝いていた』
けして豪奢なドレスとは言えないが、それでも母と娘、ふたりで手直ししたドレスは、誰にも引けを取らなかった。国王に挨拶した姿も、練習の成果が発揮できたと思っている。それすら、親の欲目かもしれないが。
そこには魔力鑑定をする神官と、彼の補佐をする者たちがいた。
『立派だったよ、ウリヤナ。誰よりも輝いていた』
けして豪奢なドレスとは言えないが、それでも母と娘、ふたりで手直ししたドレスは、誰にも引けを取らなかった。国王に挨拶した姿も、練習の成果が発揮できたと思っている。それすら、親の欲目かもしれないが。