溺愛執事は貧乏お嬢様を守り抜く
その時教室のあちこちから、キャーとか、イヤーとか悲鳴のような声がした。
「いまの、プロポーズ?」
「それよりベッドに潜り込んだって聞こえなかった?若葉さんて見かけによらず大胆」
「つまりそういう仲なんでしょ、うらやましい」
なんだか凄く注目を集めてしまっていたことにようやく気がついた。
クラスのみんな聞いてたんだ。でもプロポーズってなんのことだろう?
騒がれて恥ずかしい想いをしたけど、その時の私は彼に昨日のことを謝ることができたこと、彼が怒っていなかったことが嬉しくてホッとしていた。
その後、わかったんだけど紫音のスマホに私が誘拐されそうだってメッセージを送ったのは、その時教室にいた執事の薫さんだったらしい。
彼女は紫音とは執事科の同じクラス。
私に何かあったら、些細なことでも知らせてもらえるようにあらかじめ頼んでおいたみたい。
「いまの、プロポーズ?」
「それよりベッドに潜り込んだって聞こえなかった?若葉さんて見かけによらず大胆」
「つまりそういう仲なんでしょ、うらやましい」
なんだか凄く注目を集めてしまっていたことにようやく気がついた。
クラスのみんな聞いてたんだ。でもプロポーズってなんのことだろう?
騒がれて恥ずかしい想いをしたけど、その時の私は彼に昨日のことを謝ることができたこと、彼が怒っていなかったことが嬉しくてホッとしていた。
その後、わかったんだけど紫音のスマホに私が誘拐されそうだってメッセージを送ったのは、その時教室にいた執事の薫さんだったらしい。
彼女は紫音とは執事科の同じクラス。
私に何かあったら、些細なことでも知らせてもらえるようにあらかじめ頼んでおいたみたい。