溺愛執事は貧乏お嬢様を守り抜く
ピー
開始を告げる笛の音と同時にボールを持った相手チームの執事がこちらに向かってふりかぶる。
「キャー」
私の隣にいたミキちゃんが悲鳴をあげながら自分の執事の後ろに隠れた。
「危ないっ」
ミキちゃんの執事は彼女をかばい盾となって左肩にボールがあたってしまったけれどこれはセーフ。
「……ッシ」
すると跳ね返ったボールを高くジャンプしてキャッチした紫音。
そのまま体勢を崩さずに凄い勢いで相手コートにボールを投げこんだ。
ビシ
バシッ
ドスッ
鈍い音が次々に体育館に響き渡った。
え?え?なに、なんなの。
早すぎてボールがよく見えてなかった。
「いやーん」
「いったーい」
「死んじゃうー」
だけどその直後に相手側のお嬢様3人を同時にアウトにしたことがすぐに分かった。
おそらくそれぞれの執事が庇う暇もなかったみたい。
「紫音……」
開始を告げる笛の音と同時にボールを持った相手チームの執事がこちらに向かってふりかぶる。
「キャー」
私の隣にいたミキちゃんが悲鳴をあげながら自分の執事の後ろに隠れた。
「危ないっ」
ミキちゃんの執事は彼女をかばい盾となって左肩にボールがあたってしまったけれどこれはセーフ。
「……ッシ」
すると跳ね返ったボールを高くジャンプしてキャッチした紫音。
そのまま体勢を崩さずに凄い勢いで相手コートにボールを投げこんだ。
ビシ
バシッ
ドスッ
鈍い音が次々に体育館に響き渡った。
え?え?なに、なんなの。
早すぎてボールがよく見えてなかった。
「いやーん」
「いったーい」
「死んじゃうー」
だけどその直後に相手側のお嬢様3人を同時にアウトにしたことがすぐに分かった。
おそらくそれぞれの執事が庇う暇もなかったみたい。
「紫音……」