溺愛執事は貧乏お嬢様を守り抜く
朝が来るまで抱きしめて
[朝が来るまで抱きしめて]
両親からの近況報告の電話が終わった後、晶ちゃんからも連絡がありそのことを話したら自分のことのように喜んでくれた。
「そうそう、薫さんが若葉に謝りたいって気にしてたよ。
紫音さんが用務員さんだって知ってて黙ってたらしいんだけど」
「そっか、そのことなら大丈夫だよ。気にしないでって伝えておいて」
実を言うと、薫さんが紫音の行方について何かを知っているような気はしてた。
でも、あえて追求しなかったのは彼が私の前から完全に姿を消してしまうことを恐れていたから。
「紫音さんから頼まれて仕方なかったらしいけど、若葉を見てて辛かったって」
「うん、そうだよね。
でも私全然気にしてないから大丈夫だよ」
「ほんとー?よかったー」
晶ちゃんは安堵のため息を漏らす。
両親からの近況報告の電話が終わった後、晶ちゃんからも連絡がありそのことを話したら自分のことのように喜んでくれた。
「そうそう、薫さんが若葉に謝りたいって気にしてたよ。
紫音さんが用務員さんだって知ってて黙ってたらしいんだけど」
「そっか、そのことなら大丈夫だよ。気にしないでって伝えておいて」
実を言うと、薫さんが紫音の行方について何かを知っているような気はしてた。
でも、あえて追求しなかったのは彼が私の前から完全に姿を消してしまうことを恐れていたから。
「紫音さんから頼まれて仕方なかったらしいけど、若葉を見てて辛かったって」
「うん、そうだよね。
でも私全然気にしてないから大丈夫だよ」
「ほんとー?よかったー」
晶ちゃんは安堵のため息を漏らす。