冴えないモブ先生の正体はS級王子様!?
よりにもよってモブセンと、とんでもないことをしてしまった…。
冷静になった瞬間に罪悪感がドッと押し寄せてきた。
なのに私にていねいにセーラー服を着せながら、上機嫌に鼻歌なんか歌っちゃってるし…。
初めてなのに、痛みすら愛おしく思ってしまったのはなんで?
モブセンはキスをする瞬間にメガネを外していた。
今は汗で乱れた前髪を鬱陶しそうにかき分けている。
初めて見た素顔のぜんぶ。
意図的にそうされたんじゃないかってくらいの、スッときれいな二重瞼。
針くらいなら乗りそうな長いまつ毛。
美しすぎる鼻。
コレ…誰…。
ううん。やっぱりこの目は、見間違いなんかじゃなかったんだ。
「モブセン…?」
「ん?」
「いやいやいや、誰!」
「なにが?」
「あんたよ!どこで入れ替わったの!?」
「入れ替わったって!?」
「だってビジュが…えぇ!?」
「コレ」
長机の上に転がされていたくそダサメガネを取って、モブセンは言った。
「伊達メガネ。俺、視力ちょーいいの。だからちゃーんと見えてたよ。リリの可愛いとこ、ぜんぶ」
「ッ…」
微笑みながら顔を近づけられて、キスされた。
「自衛だよ。女は面倒だ」
「なにそれ…イケメンの自覚あるってこと?」
「へぇ?イケメンなんだー。さっきまでモブセンとか言ってバカにしてたのに」
「うるさい!」
「顔が良くなかったら抱かれなかった?」
「なんでそんな意地悪言うの!?」
「散々意地悪言ったのはそっちだろ?うんざりなんだ。顔目当てで近づいてくる女は。ロクなことになんないし」
冷静になった瞬間に罪悪感がドッと押し寄せてきた。
なのに私にていねいにセーラー服を着せながら、上機嫌に鼻歌なんか歌っちゃってるし…。
初めてなのに、痛みすら愛おしく思ってしまったのはなんで?
モブセンはキスをする瞬間にメガネを外していた。
今は汗で乱れた前髪を鬱陶しそうにかき分けている。
初めて見た素顔のぜんぶ。
意図的にそうされたんじゃないかってくらいの、スッときれいな二重瞼。
針くらいなら乗りそうな長いまつ毛。
美しすぎる鼻。
コレ…誰…。
ううん。やっぱりこの目は、見間違いなんかじゃなかったんだ。
「モブセン…?」
「ん?」
「いやいやいや、誰!」
「なにが?」
「あんたよ!どこで入れ替わったの!?」
「入れ替わったって!?」
「だってビジュが…えぇ!?」
「コレ」
長机の上に転がされていたくそダサメガネを取って、モブセンは言った。
「伊達メガネ。俺、視力ちょーいいの。だからちゃーんと見えてたよ。リリの可愛いとこ、ぜんぶ」
「ッ…」
微笑みながら顔を近づけられて、キスされた。
「自衛だよ。女は面倒だ」
「なにそれ…イケメンの自覚あるってこと?」
「へぇ?イケメンなんだー。さっきまでモブセンとか言ってバカにしてたのに」
「うるさい!」
「顔が良くなかったら抱かれなかった?」
「なんでそんな意地悪言うの!?」
「散々意地悪言ったのはそっちだろ?うんざりなんだ。顔目当てで近づいてくる女は。ロクなことになんないし」