冴えないモブ先生の正体はS級王子様!?
いつも全然聞こえない奏せんせいの声がやけに教室に響いた。
みんながザワっとして私に注目した。
「きゅ…95点…」
「えらいな」
厚すぎるレンズ越しに先生が笑ってる。
今すぐ飛びついて抱き締めたい!
先生の授業のおかげだよって大声で言いたかった。
「リリ!凄いじゃん!?」
「凛子、ありがとーーー!」
「やたらと頑張ってたもんね、社会」
もしかしたら凛子はもう気づいてる。
だって親友だもん。
あんなに社会だけ熱心にやってれば気づくよね。
他の教科を捨てたようなもんだから褒められたことではないけれど、
奏せんせいとの約束が守れたから嬉しかった。
みんながザワっとして私に注目した。
「きゅ…95点…」
「えらいな」
厚すぎるレンズ越しに先生が笑ってる。
今すぐ飛びついて抱き締めたい!
先生の授業のおかげだよって大声で言いたかった。
「リリ!凄いじゃん!?」
「凛子、ありがとーーー!」
「やたらと頑張ってたもんね、社会」
もしかしたら凛子はもう気づいてる。
だって親友だもん。
あんなに社会だけ熱心にやってれば気づくよね。
他の教科を捨てたようなもんだから褒められたことではないけれど、
奏せんせいとの約束が守れたから嬉しかった。