半径3cm未満に(2)
日向さん、今の話聞いてたよね?
次は守るって決めたんだし、俺。
「良くないよ。…日向さん、言ってくれたじゃん、『頼りにして』って。
俺、日向さんのこと頼りにしてるからさ、一緒に暮らさないと何も言えないでしょ?」
これ以上、日向さんに傷ついてほしくない。
とにかく、苦しむ人を救いたい。
まつりみたいに1人で抱えこんでしまう人を助けたい。
だから…。
「…お願い。もう『帰る』とか言わないで…。」
俺はそう言って、手を離して日向さんの顔をのぞきこんだ。
「…なんで…?なんでそんなに.せんせえ優しいの…?」
「俺は全然優しくなんてないけど…?」
「無自覚なんだ…」
日向さんは小さくつぶやくと、残ったゼリーをまくらもとに戻した。
「食べないの?」
次は守るって決めたんだし、俺。
「良くないよ。…日向さん、言ってくれたじゃん、『頼りにして』って。
俺、日向さんのこと頼りにしてるからさ、一緒に暮らさないと何も言えないでしょ?」
これ以上、日向さんに傷ついてほしくない。
とにかく、苦しむ人を救いたい。
まつりみたいに1人で抱えこんでしまう人を助けたい。
だから…。
「…お願い。もう『帰る』とか言わないで…。」
俺はそう言って、手を離して日向さんの顔をのぞきこんだ。
「…なんで…?なんでそんなに.せんせえ優しいの…?」
「俺は全然優しくなんてないけど…?」
「無自覚なんだ…」
日向さんは小さくつぶやくと、残ったゼリーをまくらもとに戻した。
「食べないの?」