半径3cm未満に(2)


それから、約10分がたって、星川先生の家についた。

レンガ造りの、アパートの1階が先生の家らしい。

「お邪魔します…」

おそるおそる家の中に入ると、そこは真っ白で清潔感ある世界だった。

「綺麗…。」

魚島先生みたいにプリントやファイルの山ができていない。

私は1番にそう思った。

と、その瞬間。

「何…!?」

私は先生にバックハグされていた。

「ちょっ、ちょっと、先生!?」

「久しぶりに日向にさわった…。」

「え!?」

すると先生は私の靴をぬがせてお姫様だっこをする。

そしてそのまま寝室らしき部屋まで行き、私をベッドに寝かせた。

「な、なにするんですか!?」
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