元奴隷の悪役令嬢は完璧お兄様に溺愛される

 泣き笑いのようなベンジャミンの顔。軽い罵倒の言葉を残し、ベンジャミンは執務室の扉を開けて出ていった。
 残された執務室で、ユリウスはペンを置いた。カーテンを開ける。窓の外には、小雨が降っていた。

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