【完】クズな彼の危険すぎる偏愛から逃げられない
すると今度はわたしのワンピースのボタンをぷつんぷつんと外し、襟元を広げて鎖骨にキスを落としてきた。
鎖骨あたりの肌を強く吸われ、チクッとした痛みが走る。
「っあ……」
自分でも驚くほど大きな声が漏れた。
快楽に抗えず、身体が素直になってしまっている。
「敏感になってるな。アルコールのせい?」
耳元での囁き声にさえ反応しそうになる。
たしかに酔いがまわってきたのかもしれない。
頭がふわふわしてきた。
身体が熱くて、頭の芯がぼーっとする。