【完】クズな彼の危険すぎる偏愛から逃げられない

「え……?」


身体が急に火照り出す。


なにこれ……こんな感覚知らない……。


心とは裏腹に暴走しだす身体の熱。


わたしの身体、どうしちゃったの……っ?


身体の奥がうずいて、恐怖を覚えた時。

まるでそれを遮るようにトントンとドアを叩く音が耳に届いた。


「由瑠、俺のシャツ知らないか?」


藍くんの声だ。
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