【完】クズな彼の危険すぎる偏愛から逃げられない

藍くんは舌を這わせ、指の輪郭をなぞっていく。


「あ、いくん、まって……」


藍くんは熱のこもったぼんやりとした瞳で、口の中に指を含んだ。


ちゅっと吸ったり、ゆっくり舌で舐めたり。

熱のせいかひどく熱い口内に指が飲み込まれ、されるがままにもてあそばれる。


敏感に快感を拾い上げ、私の身体が熱をもったように疼き始める。


まずい、身体が発情してる。


指先から脳の芯までびりびりと刺激が走って痺れ、とろけそうになる。


「ぅ、やぁ……」


甘ったるい声が抑えられない。
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