【完】クズな彼の危険すぎる偏愛から逃げられない
「大事なのはボディータッチだよ。そこに上目遣いを加えれば最強。藍先輩はきっとくらっとくるはず!」
ボディータッチと上目遣いか……。
瑛麻ちゃんの教えを、真剣な顔でメモ帳に書き記す。
「そして決め台詞! "あなたに乱されたい"!」
「あなたニみだされたイ……」
「これで男はイチコロよ!」
「はい、師匠……!」
びしっと敬礼を作り、わたしは頑張るぞと決意を固めたのだった。