【完】クズな彼の危険すぎる偏愛から逃げられない

わたしの弱点を探し当てた藍くんは、いじわるで、でもぞくっとするほど綺麗な笑みを浮かべる。


「フェロモンの匂いが強くなった。へぇ、首弱いんだ」


わたしの首に唇を落としながら、制服の裾から手が入り込んでくる。

藍くんの指が、いたずらにわたしのお腹を撫でていく。

長くしなやかな指で、今までだれにも触れられたことのない素肌に触れられ、腰がびくびくっと跳ねる。

快楽に弱く言うことをきいてくれない自分の身体がうらめしい。


藍くんの腕を押し返そうとするけれど、びくともしてくれない。


藍くんに与えられる刺激に合わせて、口からもれる呼吸が荒くなる。

身体が芯から熱くなる。
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