社内捜査は秘密と恋の二人三脚
「やはりそうだったのか。まあ、彼が本気になって出来ないことは何もないだろうから、心配しないで待っていればいいよ」
「……だといいんですけど」
「まあ、そのうちゆっくり四人で食事でもしよう。同じ会社になるんだし、これからは協力してね。君もどこの部署になるかわからないけど、よろしく頼むよ」
「もちろんです。斉藤さんにもよろしく伝えて下さい」
「ああ」
そう言うと、関根課長は出て行った。