社内捜査は秘密と恋の二人三脚
 
 もう離れられない。すぐに抱き上げるとベッドへ運んだ。

「愛してる、里沙」

「私も愛してる、賢人」

 俺は懸案がなくなって安心した途端、どこかタガが外れてしまった。本能で彼女を欲していたんだと思う。

 初めて自分からこんなに欲しいと渇望した。やっと手に入れた。

 キスをしながら服を脱がせ愛撫していく。

「あん、もう、そんなに……あっ!」

 身体中をピンク色にして、目を潤ませ、もだえ続けている。こんな彼女を初めて見た。
< 276 / 385 >

この作品をシェア

pagetop