社内捜査は秘密と恋の二人三脚

 彼は私の所へ来るとそっと後ろから抱き寄せて耳元で言った。

「文也のところには行かせない。大丈夫だ、安心しろ」

「……良かった。信じていたけど、不安だった。じゃあ、寝る」

 彼の手を外して、ベッドへ行こうとしたら抱き寄せられてキスされた。

「……ん……んっ!」

「さあて、素直な里沙をいただくとするか。今日は特別に加減してやる。さすがに明日は俺も早めに出ないといけないからな。里沙も乗せていってやるから早起きしないとな」

「……好き、賢人……」
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