社内捜査は秘密と恋の二人三脚

「えー!全然見えない。変な話、二十代にも見えました……」

「そうだよね。なんていうか、ここだけの話、童顔?僕も聞いた時びっくりしたよ」

「……ちょっとショックが半端ないです」

 相模さんが私を見ながら聞いた。

「もしかして文也さんが好みだったの?一応、内縁の妻みたいな人がいるらしいけどね。あ、内緒だよ」

「……いや、好みではありませんが、そんな年上には見えない。すごいですね、何でしょうか……あの若さ」

「うーん。まあ、若く見える顔立ちって言うことにつきると思うよ」

「はあ」
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