社内捜査は秘密と恋の二人三脚

「……里沙。どうして怒ってる?昼間怒っていただろ。目も合わせない、どういうことだ?」

「秘書の彼女美人ね」

 もしかして……嫉妬か?彼女を通りを曲がった暗がりに連れ込んだ。壁に身体を縫い付けると囲い込んで顔を見た。

「もしかして、嫉妬してくれた?」

「……なによ!何でそんな嬉しそうなの、最低!」

 彼女を抱きしめた。

「忙しくて連絡出来なくてすまない。でも里沙も全然連絡くれないから、俺はお前に捨てられるのかとびくついていた」

「……ええ?」
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