社内捜査は秘密と恋の二人三脚
『何だと?お前、それって……』
『相手の女社長に色々流してそうなんだ。それでね……』
それはかなり……まずい。初めて聞いたが情報部の奴?誰だそれ。
『賢人、聞いてる?社長とも相談して里沙ちゃんがいいだろうって話になったんだよ。悪いが決定』
『文也、お前……周りから固めたな。覚えてろよ。俺を怒らせたな』
『はいはい、ごめんなさーい。とにかく、内容を説明するから一度連れてきてくれない?今日なら店閉めてるから丁度いいんだ』
俺は電話を切ると里沙に説明し、文也のバーへふたりで出かけた。