俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
「廉也、何やってるの、お酒飲んでる場合じゃないでしょ?」

「もうどうでもいいよ」

次の瞬間ゆかりの平手打ちが飛んできた。

「桂木ホテルリゾートの全社員を見捨てるの?会長の代からずっと桂木ホテルリゾートを支えてくれた役員、廉也が社長就任してから廉也を信頼してついて来てくれた社員を路頭に迷わす気なの?しっかりしなさい」

ゆかりはキッチンに向かうと、コップに水を汲み俺に差し出した。

俺に水を飲んで酔いを覚ませと言うことかと手を差し出すと、次の瞬間、そのコップの水を俺の顔目掛けてかけた。

「何するんだ」

「目が覚めた」

いつもゆかりにはかつを入れられる。

「まず、会社の問題を解決して、立木さんを迎えに行きなさい、立木さんは廉也を愛しているのよ、あなただってわかっているでしょ?」

「俺が間違っていたよ、サンキューなゆかり」

俺は再びアメリカへ飛んだ。

「お金を貸してください」

俺は東城氏に頭を下げた。

「やっと来たか」

そう言って東城氏は一枚の小切手を俺に手渡した。
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